「素朴な蔵造りの湯処で、心と体をほどくひととき」
長野県松本市の美ヶ原温泉郷に佇む「ふれあい山辺館 白糸の湯」は、地元の人々に愛される日帰り温泉施設です。蔵造りの外観と、白壁にダークブラウンの腰板、信州瓦葺きの屋根が特徴的で、松本の町並みに溶け込むような趣があります。
泉質は弱アルカリ性単純温泉で、無色透明の湯は肌に優しく、疲労回復や神経痛の緩和に効果があるとされています。また、飲泉も可能で、地元の人々はペットボトルを持参して湯を汲みに訪れるほど。冷やして飲んだり、お茶やコーヒーを淹れたり、ご飯を炊いたりと、日常生活にも取り入れられています。
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施設内には、内湯と露天風呂があり、どちらも源泉かけ流しの湯を楽しめます。シャワーやカランの湯も温泉を使用しており、全身で温泉の恵みを感じられます。ただし、石鹸やシャンプーなどの備え付けはないため、持参するか、受付で購入する必要があります。
営業時間は、4月から9月は午前6時30分から午後10時まで、10月から3月は午前7時から午後10時まで(最終受付は午後9時30分)となっており、早朝から夜まで利用可能です。定休日は第1・第3火曜日ですが、祝日の場合は営業し、他の火曜日が休館日となることがあります。
アクセスは、JR松本駅から松電バス美ヶ原温泉行きで約25分、終点下車すぐの場所にあります。車の場合は、長野自動車道松本ICから約7km、20分ほどで到着します。駐車場も完備されており、車での訪問も便利です。
「ふれあい山辺館 白糸の湯」は、派手な設備はありませんが、素朴で温かみのある雰囲気と、良質な温泉が魅力の施設です。日常の喧騒から離れ、心と体を癒すひとときを過ごしてみてはいかがでしょうか。