「昭和の趣を感じる、心温まる町の湯」
長野県下諏訪町に佇む「新湯」は、昭和2年(1927年)に開湯した共同浴場で、地元の人々に長年親しまれてきました。外観は昭和の風情を残し、浴室内には富士山の壁画が描かれ、懐かしさと安らぎを感じさせます。
泉質はナトリウム・カルシウム-硫酸塩・塩化物泉で、無色透明の湯はわずかに塩味を有し、肌に優しい滑らかな感触が特徴です。神経痛や筋肉痛、関節痛、冷え性などに効果があるとされ、湯治にも適しています。ただし、急性疾患や重度の心臓病、妊娠中の方などは入浴を控えることが推奨されています。
浴室には、数人が入れるほどの半円形の浴槽が一つあり、湯口からは源泉がかけ流しで注がれています。湯温は44~45度とやや熱めで、体の芯から温まると評判です。石鹸やシャンプーなどの備品はありませんので、必要な方は持参してください。
アクセスは、JR中央本線「下諏訪駅」から徒歩約15分。車の場合は、長野自動車道「岡谷IC」から約20分、中央自動車道「諏訪IC」から約30分の距離に位置しています。駐車場も完備されており、5~6台ほどの車を停めることができます。
営業時間は5:30~22:00で、最終受付は21:30。年中無休で営業しており、入浴料は大人300円、子ども150円とリーズナブルな価格設定となっています。
「新湯」は、昭和の趣を感じながら、地元の人々とのふれあいを楽しめる温泉です。旅の途中で立ち寄り、心と体を癒してみてはいかがでしょうか。
泉質 | ナトリウム・カルシウム – 硫酸塩・塩化物泉 |
効能 | 動脈硬化、切り傷、やけど、皮膚病など |