「身体に沁みわたる、自然の妙薬湯」
長野県下諏訪町の静かな山間にひっそりと佇む「毒沢鉱泉 宮乃湯」は、知る人ぞ知る湯治の名湯。喧騒を離れ、時が止まったような空間の中で、心と体をじっくりと癒すことができる場所です。こちらの湯の最大の魅力は、全国的にも希少な酸性含鉄泉という泉質にあります。透明ながら鉄分を豊富に含み、空気に触れると美しい赤褐色に変化する独特の湯は、古くから“飲んでよし、浴びてよし”の薬湯として親しまれてきました。
この温泉には鉄分やアルミニウムを多く含み、皮膚病や貧血、婦人病、慢性消化器病に対する効能があるとされています。とくに女性の健康を整える泉質としても知られ、美肌を目指す方にもおすすめの湯です。一方で、強い酸性のため肌が敏感な方は長湯を避けたほうがよく、高血圧や心疾患をお持ちの方は医師と相談の上での入浴が推奨されます。体に負担をかけず、じっくりと自然の恵みを取り入れる、それがこの湯との正しい付き合い方です。
アクセスはJR下諏訪駅から車で約10分。国道20号線から少し山手に入った場所にあり、秘湯らしい趣きのある道のりが、旅情をさらに高めてくれます。駐車場も完備されており、日帰り入浴も可能。館内には休憩スペースや食事処もあり、地元の味を楽しみながらゆったりとした時間を過ごすことができます。
「毒沢鉱泉 宮乃湯」は、観光地の華やかさとは一線を画した、静かで力強い温泉。身体の芯に染みわたるような温もりと、自然がくれた恵みの力を、五感で感じてください。ここでしか味わえない“癒しの原点”が、あなたを待っています。
泉質 | 含鉄(Ⅱ)アルミニウム・硫酸塩冷鉱泉(酸性 低張性 冷鉱泉) |
効能 | 一般虚弱者・要休養者、薬物中毒者、アレルギー体質改善、消化器系疾患(慢性胃炎)(胃酸過多)減酸症(胃アトニ―)(ぢ疾)(胆のう症)(胆石症)、リウマチ、筋肉関節炎など、神経系疾患(神経痛、神経衰弱)、循環器病(脳出血、脳血栓の予防、動脈硬化症)、貧血性疾患、新婦人科疾患(冷え症、発育不全、月経異常、慢性付属器炎症)、糖尿病、通風、呼吸系疾患(慢性咽喉カタル、気管支カタル、ぜんそく)、大傷、創傷、挫傷、捻挫、交通事故後遺症 |