「北アルプスを望む、茶褐色の湯に癒されて」
長野県白馬村に佇む「白馬塩の道温泉 倉下の湯」は、1994年に開湯した日帰り温泉施設です。その名の由来は、かつて日本海から内陸へと塩や海産物を運んだ交易路「塩の道（千国街道）」が白馬を通じていたこと、そして塩分を多く含む湯であることにちなんでいます。
泉質は「ナトリウム－塩化物・炭酸水素塩温泉（高張性・中性・高温泉）」で、源泉温度は約48.1℃。湯は茶褐色で、鉄分や塩分を豊富に含み、舐めると塩辛さを感じるほどです。この泉質は、神経痛、筋肉痛、関節痛、五十肩、運動麻痺、関節のこわばり、うちみ、くじき、慢性消化器病、痔疾、冷え性、病後の回復、疲労回復、健康増進、きりきずなどに効果があるとされています。ただし、急性疾患（特に熱のある場合）、活動性の結核、悪性腫瘍、重い心臓病、呼吸不全、腎不全、出血性疾患、高度の貧血、妊娠中（特に初期と末期）の方は入浴を控える必要があります。
施設は、木造の趣ある建物で、露天風呂のみを備えています。湯船からは、白馬三山（白馬岳、杓子岳、白馬鑓ヶ岳）を望むことができ、四季折々の景色を楽しみながら湯浴みができます。また、近くを流れる松川のせせらぎが心地よく、自然との一体感を味わえます。
アクセスは、JR大糸線「白馬駅」から車で約5分、またはアルピコ交通八方行きバスで約5分、終点下車後徒歩約10分。車の場合は、長野自動車道「安曇野IC」または「長野IC」から約60分。駐車場は30台分の無料スペースが用意されています。
営業時間は10:00〜20:00（土曜日は21:00まで）、年中無休。入浴料は大人600円、小人300円（3歳未満は無料）です。施設内には休憩スペースもあり、湯上がりにゆったりと過ごすことができます。
白馬の大自然に抱かれながら、源泉かけ流しの濃厚な湯に浸かるひととき。「倉下の湯」で、心身ともにリフレッシュしてみてはいかがでしょうか。
| 泉質 | ナトリウム – 塩化物・炭酸水素塩温泉（高張性 中性 高温泉） |
| 効能 | 神経痛 筋肉痛 関節痛 五十肩 運動麻痺 関節のこわばり うちみ くじき 慢性消化器病 痔疾 冷え性 病後の回復 疲労回復 健康増進 きりきず やけど 慢性皮膚病 虚弱児童 慢性婦人病 |