麻績村福祉センター みたらし温泉

「やさしさに包まれる里の湯」
― 心も身体もほっとする、麻績村・みたらし温泉 ―

信州の静かな山里、麻績(おみ)村に佇む「みたらし温泉」は、地元住民の憩いの場として長年親しまれてきた、福祉センター併設の温泉施設です。観光地の喧騒とは一線を画す、どこか懐かしい雰囲気が漂うこの湯処では、訪れる人が自然体でゆったりと過ごせる時間が流れています。湯に浸かると、まるで村のぬくもりに抱かれているかのような安心感が広がります。

泉質は単純温泉(低張性弱アルカリ性低温泉)。透明でさらりとした湯は刺激が少なく、敏感肌の方や高齢者、小さなお子さまにも優しい特徴があります。そのやわらかな湯は、神経痛や筋肉痛、冷え性、疲労回復に効果があるとされ、日々の疲れをそっと癒してくれます。日常の中に“ほっとひと息”をもたらす温泉として、地域住民のみならず、旅の途中で立ち寄る人々にも好評です。ただし、急性疾患や重い心臓病のある方など、一部の症状に対しては禁忌事項があるため、事前の確認が望まれます。

施設内には、広々とした浴室と清潔感のある設備が整い、四季の移ろいを感じられる落ち着いた空間が魅力です。春には芽吹く山々、秋には鮮やかな紅葉と、周囲の自然もまたこの温泉の魅力の一部です。地元の人々との何気ない会話や、ゆるやかな時間の流れに触れることができるのも、この場所ならではの魅力といえるでしょう。

アクセスは、長野自動車道・麻績ICから車で約5分と至便。松本や長野方面からも立ち寄りやすく、国道403号沿いの自然豊かなドライブコースの途中に位置しています。観光と休息を兼ねて立ち寄るのにも最適な立地で、旅の疲れを癒す立ち寄り湯としてもおすすめです。

にぎわいとは無縁の、心安らぐひとときを。「みたらし温泉」は、そっと寄り添うような温もりを湛え、訪れるすべての人をやさしく迎えてくれる、麻績村の小さな宝物です。

泉質単純硫黄冷鉱泉
効能高血圧症、動脈硬化症、神経痛、筋肉痛、冷え性、疲労回復など