「渓流のせせらぎに包まれて、五感がほどける癒しの湯」
長野県茅野市、蓼科高原の静けさに包まれた「音無の湯」は、地下1,000メートルから湧き出る天然温泉を贅沢にかけ流しで堪能できる日帰り温泉施設です。緑深い山間を流れる音無川の渓流沿いに建ち、その名の通り、川音と木々のささやきに心を委ねるような穏やかな時間が流れます。
湯の泉質は、弱アルカリ性の単純温泉(低張性高温泉)。炭酸水素イオンを豊富に含み、肌の汚れを優しく落とす「美肌の湯」としても知られています。無色透明の湯はとろりとした感触があり、湯上がりには肌がつるりと整い、まるで自然の化粧水に浸かったかのような感覚に。神経痛、筋肉痛、関節痛、冷え性、慢性消化器病、疲労回復、健康増進など、さまざまな症状に対しても効能が期待されるのが特徴です。一方で、急性疾患(特に熱のある場合)、重い心臓病、活動性の結核、悪性腫瘍、妊娠中(特に初期・末期)の方などは入浴を控えるよう注意が必要です。
石庭に配された露天風呂からは、四季折々の自然と渓流の風景を堪能できます。檜の香りが漂う樽風呂や、開放感ある内湯もあり、いずれも源泉100%かけ流し。加水・加温・循環なしの「本物の温泉」に浸かれる贅沢は、まさに癒しの極みです。館内には岩盤浴やリラクゼーション施設も併設されており、心身をじっくりと整えることができます。
アクセスは、中央自動車道「諏訪IC」から車で約25分。公共交通機関を利用する場合は、JR中央本線「茅野駅」から諏訪バス(車山高原方面)で約30分、「柏原上」バス停下車、徒歩数分の距離にあります。駐車場も完備されているため、ドライブの立ち寄り湯としてもおすすめです。
喧騒を離れ、蓼科の自然に身を委ねるように過ごすひととき。「音無の湯」で、日常を忘れる心解ける時間をお楽しみください。